健康診断に要注意?!その治療って必要?身近な血圧から考えてみる。

こんにちは。

今日は、前回に引き続き「健康診断に要注意?!」をメインテーマに「血圧編」として”高血圧”についてお送りしたいと思います。

過去記事「健康診断に要注意?!本当に、その治療って必要?高脂血症編」

前置き「高血圧って?」≫

”高血圧”。

一度は耳にしたことがあるかもしれません。

簡単に説明すると…

血圧の基準値の範囲より下の場合は”低血圧となり”、上の場合は”高血圧”と診断されます

注意点として、血圧が高い状態が持続することが問題となるのであり、運動時や緊張した場合などの一過性の高血圧ではありませんので悪しからず。

尚、低血圧の場合は治療の基準はなく、症状がある場合に治療の対象となり今回は除外しています。

 

なぜ問題とされているのか?

Wikipediaによれば

”高血圧自体の自覚症状は何もないことが多いが、虚血性心疾患、脳卒中、腎不全などの発症原因となるので臨床的には重大な状態である”などと言われています。”

未然に防ぐ為にも健康診断など、人によっては自分でも血圧計で欠かさずチェックされている方もいるのではないかと思います。

 

因みに、検査結果の項目では「(上)㎜Hg/(下)㎜Hg」として表記されています。

血圧値には分類があり、

(至適血圧、正常血圧、正常高血圧、Ⅰ度、Ⅱ度、Ⅲ度高血圧、収縮期高血圧)

 

成人の場合において正常血圧の基準値は”120-129㎜Hg /80-84㎜Hg “としています。

※正常高血圧値というのも存在し、130-139㎜Hg/85-89㎜Hgとなっています。

 

今回ははこの基準値について掘り下げていきたいと思います。

 

本題「基準値って何なのよ?」≫

そもそも、この基準値というのはいつ決まったのか?

1998年に基準値が設定された。

 

最初は、誰が決めたのか?

当時の厚生労働省の全国調査によって。

その当時の基準値は上が160㎜Hg/下が95㎜Hgでした。

 

その後、2004年日本高血圧学会によって引き下げの変更が行われました

この時の基準値は上が140㎜Hg/下が90㎜Hgでした。

 

そして、2008年に上が130㎜Hg/下が85㎜Hgとなって更に引き下げられています。

 

どんな基準で決めたのか?

日本高血圧学会ははっきりした理由もなく、いきなり140/90に引き下げた。

「近藤誠の『女性の医学』」より抜粋

 

-なんと、まあ。

 

引き下げたことによって何が変わったのか?

従来基準よりは、「病人」と判定される人が増えた。

 

2004年の基準値の引き下げの際には、

それまで健康とされて2100万人もが病気と判定され、高血圧症の患者は一気に3700万人まで増えました。

更に2008年の基準値の引き下げの際には、

日本の成人の半数以上は高血圧の烙印を押されました。

-これをどう感じますか。

 

そもそも高血圧なのか?

その後、2014年に日本人間ドッグ学会と健保連によって新基準が発表されました。

血圧に基づいた脳心血管リスク層別化した「高血圧治療ガイドライン

 

これによって何が変わったのか?

Ⅰ度高血圧とされる上が140-159㎜Hg/下が90-99㎜Hgであってもリスク要因(予後影響因子なし)がない場合は低リスクとなった。

つまり…

本当は高血圧でもなくて、飲まなくても良かった「降圧剤」を飲まされていた人達が沢山いたという事実が発覚したのです。

130㎜Hg/下が85㎜Hg→140-159㎜Hg/90-99㎜Hgになれば結構な差があります

しかも、さらに興味深いのは2004年に高血圧学会によって最初に引き下げた140㎜Hg/下が90㎜Hgの方も高血圧ではないと出てしまった点ではないでしょうか。

 

もうお気づきだと思いますが、そもそも高血圧学会とは何だったのか?

さらに、言えばこの新基準についても疑問符が残ります。(後述)

 

高血圧だと言われて飲まされていた降圧剤という薬に関しても、

話が、ただ気休め程度に飲まされただけならこれでお話は終わりますが、

現実はそうもいかないのが悲しいところです。

 

人の体が本来持っている力を、薬で無理やり修正しようとすると、無用のリスクを背負うことになります。

近藤誠の『女性の医学』」より引用

 

そもそも、血圧が高い事は悪なのか?

血圧というのものは、必要があって、その値になっているものだから。

その人の年齢や性別、体重、塩分やアルコール摂取量、タバコの量などに応じて、それぞれの体が自然調整した結果なのです。

P109より引用

 

まずは、脳と血圧の関係そのものを知る事でヒントが見えてくるかもしれません。

 

人間の脳の重さは体重の2%くらいしかありませんが、全血液の15%くらいが脳に送り込まれています。

脳は、血を送り出す心臓よりも上にあるため、かなり強い圧力で拍動しないと、脳に血を送り込めなくなってしまう。年をとるほど血管は硬くなり、細くなるので、より強い圧が必要です。

P109より引用

 

-これには、なるほど!と、納得です。

そう思うと、私自身も血圧が高いことが悪いわけじゃないと理解できました。

 

血圧の高い高齢者のほうが、低血圧の人より丈夫で元気。寿命も長くなるはずです。実際に、「高血圧=長生き」を証明するデータもあるんですよ。

フィンランドで、75~85歳までの降圧剤を飲まない男女521人の経過をみた調査では、80歳以上のグループでは、最高血圧が180以上の人たちの生存率がもっとも高く、逆に140を切った人達の生存率は、非常に低くなっています。

P110より引用

 

-実は、私の祖母も血圧が高いと言っていつも一喜一憂していますが…正直なところ、とても元気でパワフルで”どこが、病?”と、思っていたので早速、教えてあげようと思いました。

 

これから、どう付き合うべき?

実は、

ある種の降圧剤には、発がん性リスクがあることが、以前より指摘されています。また、脳梗塞の発症リスクも高まります。血圧を下げたことで、血液が血管の中でとどこおって固まり、その先が壊死してしまうのです。高齢者の場合は、脳に血液が行かなくなってボケも出やすくなります。

P110より引用

 

-その他にも降圧剤を服用していたことによって副作用として

別の病気を発症した例もあるとか。

実際に、リスクとして記載されていればどこかで

”自分は大丈夫だろう”と思い込んでしまう時があります。

ですが、それは逆に言えば実際に現実的に、

羅漢した方が居ると言う事を忘れてはいけませんよね。

何の為の薬なのか、今一度考えるべきかもしれません。

 

頭痛やめまい、意識障害など、自覚症状のある高血圧であれば、すみやかに治療を開始したほうがいいでしょう。

一方症状もないのに、一度の診察で医者から降圧剤をすすめられた場合は、飲まないほうがいい。

そもそも血圧はとても変動しやすいもので、医者に測定されると緊張して数値が高くなる人も多いのです。

気になる人はしばらく休薬して、様子をみるといいでしょう。「降圧剤は一度飲み始めるとやめられない」というのもデマですから気にしないで。

P111より引用

 

それでも気になる方は、東海大の元教授で日本総合健診医学会評議員でもあった大櫛陽一氏の設定する性別、年齢別の正常値の方がまだ良さそうな気もします。

 

ですが、これをどう捉え、実際に服用等するのかは各自の判断に任せたいと思います。

大切なことは”今の自分に本当に必要なのか?”自分自身で身体と向き合い考えることがもっとも重要だと思います。

その為にも、様々な意見や見解は知って然るべきなのではないでしょうか。

現在は、権威や権力が崇拝されていた時代から個人の持つ力、考える力がフォーカスされる時代へと移ってきています。

だからこそ、「〇〇が言っているから~」ではなく「○○はこう言っている。××はこう言っていた。色々な事を聞いて考えた私の意見は△△だと思う」と、自ら選び取っていける力をつけて欲しいなと思います。

 

あとがき≫

今回は健康診断での視点にスポットを当ててお話しましたが、これって私自身他人事ではないと思っています。

なぜ、そう思ったのか?

実際に私自身の身近な家族にもこうした降圧剤によって発症したであろう疾患を抱えて、今現在も苦しんでいる人がいます。

本人もその当時担当して服用を勧めた医師も何も言いません。

当人間での問題だからこそ、

私自身が出しゃばる問題ではないとは思っているので言いません。

ですが私は、この出来事を身近に感じ現在もその出来事に対して怒りを感じなかったのか?と問われれば否定はしないでしょう。

そして、この気持ちを無かった事にせずにいるのは、自分勝手なんでしょうか。

 

きっと、誰かは根拠はあるのか?と問うでしょう。

じゃあ、実際に高血圧の人々を増やすことに、何の根拠があったのか?

 

そこを問うこと自体に、本当の意味があるのか。

 

基準値は、高血圧学会から人間ドッグ学会や健保連の新基準へと変わりました。

そこには必ず古い何かから新しい何かがやってきて鎮座しています。

 

そこに、本当の意味での変化は訪れているのでしょうか。

 

思い出して下さい。

一番最初の1998年に厚労省の全国調査よって作成された基準値を。

上が160㎜Hg/下が95㎜Hgでした。

それから何年経ちましたか?

人々の体の仕組みは、そんな22年で変わるものなのでしょうか。

 

また、浜六郎氏の書籍「新版 のんではいけない薬」より

1980年に日本で実施された国民栄養調査にて

降圧剤なしの人は、下が90-99までの人で自立者(自分で身の回りのことができる人)の割合がもっとも高かった。また上が180未満なら降圧剤の服用者のどの値の人よりも自立者の割合が高かった。

 

こうした事が分かった上で、是非に一人でも多くの人の考えるきっかけとなれる事の方が何よりも価値があるのではないかと思っています。

だからこそ、あなた自身ひいてはあなたの大切な人達がより良く過ごせる事を望みます。

 

是非、がんそのものだけの知識だけではなく、それを取り巻く医療の世界やことを色んな視点から知って欲しいなと切に願います。

 

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